訪れた人を時空旅行にいざなう街「青梅」 江戸商家から猫スポットまで、その魅力の真髄に迫る

青梅市の観光といえば、御嶽山ハイキングなどが思い浮かびますが、実は街中にも多くの魅力が詰まっています。都市探検家・軍艦島伝道師の黒沢永紀さんが解説します。


唯一無二の異空間、それが青梅

6.昭和幻燈館

 最後はそんな青梅を凝縮したような「昭和幻燈館」。実はこの幻燈館は前出の「昭和レトロ商品博物館」の別館で、雑然とした販売スペースの奥にこっそりと口を開ける赤暖簾の入口が、幻燈の世界へと誘ってくれます。

 幻燈館の最大の見所はなんといってもジオラマ。映画やCMも手がけるジオラマ作家・山本高樹さんによる『青梅猫町通り』と題されたジオラマは、とある旅人が青梅の町にふらりと辿り着くと、町の人すべてが猫で、呼び込みも猫なで声だったという架空の町の話。よく見ると、カフェ・マタタビの屋号、清酒猫正宗の看板、そして雀・トカゲ・ネズミ料理といった品書きなど、遊び心満載。架空の町にもかかわらず、妖しげな灯り使いもあいまって、さながらリアルな商店街が再現されているようにすら見えます。

「昭和幻燈館」に展示されている山本高樹氏作『青梅猫町通り』(画像:黒沢永紀)

 また館内には、赤塚不二夫会館のスタッフだった画家・有田ひろみさんによる、味のある可愛い猫の絵画やオブジェも展示されています。街角の猫にまつわる看板やオブジェともに、猫好きにはたまらない町ともいえるでしょう。

 さまざまな時代の栄枯盛衰が渾然一体となって織りなす時層のラビリンス。ほかのどの街にもない、唯一無二の異空間っぷりをいかんなく発揮した新手のテーマパーク・青梅で、夏休みの1日を過ごしてみるのはいかがでしょうか。


【写真】市内の「昭和レトロ商品博物館」。所狭しと懐かしの昭和グッズがひしめいている!

画像ギャラリー

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