20年前の東京で味わった「大失恋」。彼女との思い出に苦しんだ僕が、なんとかサバイブできた理由を明かす
2019年8月18日
ライフさまざまな著書があり、複数のベンチャー企業の役員などを務める須田仁之さん。そんな須田さんが20年前に味わったという自身の大失恋を通して、令和時代の人々へメッセージを送ります。
通勤定期券内でフラッと降りて自ら街歩きを
「大失恋災害」は職場環境を変えると同時に、遊び(主に飲食)に繰り出す街も「バッサリ」と変えなければなりませんでした。ただ、東京の繁華街は主にターミナル駅に集中していて、仕事を変える以上に難易度が高め。自宅から勤務地への通勤圏内におけるターミナル駅(新宿、池袋、上野)には多くの「思い出地縛霊」が潜んでいました。そこで僕は通勤途中で「普段降りることのない駅」を新たな拠点にすることにしました。
僕は同じような通勤環境の旧友を誘って、テレビ番組「ぶらり途中下車の旅」のように新拠点の開拓に勤しみました。20代で遠距離通勤していた当時、僕にとってそれはJR常磐線、千葉県の「柏駅」になりました。その地は過去恋愛の地縛霊がゼロであり、かつ、都心のターミナル駅に比べても、チェーン居酒屋やカラオケ店も揃っていて、繁華街としては十分な環境だったのです。
柏も令和の現代に置き換えるとどうでしょうか? 通勤事情は人それぞれなので、全員にマッチするスポットを紹介するのは難しいのですが、いずれにしても、この新拠点選びのポイントは「ぶらり途中下車の旅」のように、通勤定期券内でフラッと降りて自ら街歩きをすることです。

現在の僕でいうと、仕事の移動で半蔵門線や大江戸線をよく使うので、渋谷や六本木などの主要駅は避け、「神保町」や「水天宮前」、「大門」や「月島」「門前仲町」あたりが途中下車スポットになるでしょう。ラーメンやカレーなどのB級グルメの有名店をひとりで巡るのもいいですし、煮込みややきとんのおいしい店でホッピーを嗜むなんてプレイが出来そうです。
ということで、20年も前の事象を何となく現代風に翻訳してみました。しかし、「こんなもん参考になるかい、ボケ!」と現役20代にディスられることを想像すると、令和おじさんになった今の僕は、少々びびってしまいます(苦笑)。
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