進化か絶滅か? 空前のタピオカブーム――歴史を振り返り、今後を大胆予想する

リクルートライフスタイルが運営するホットペッパーグルメ外食総研の上席研究員・有木真理さんが「タピオカ」の歴史とこれからの可能性について解説します。


タピオカブームを支える「3つの要因」

 タピオカブームの要因は3つあります。

 ひとつめは、「台湾」自体が日本でブームであることです。タピオカドリンクは台湾発祥のドリンクですが、人気の渡航先と食のトレンドは一致すると一般的にいわれています。

かつて人気のタピオカは粒が小さく、何より白かった(画像:写真AC)

 リクルートライフスタイル(千代田区丸の内)の「エイビーロード海外旅行調査」によると、5年連続で台湾が海外の観光旅行先第1位となっています。台湾観光局はタピオカに限らず、グルメ分野をウリとした観光客誘致を行っており、その結果、旅先で楽しんだタピオカドリンクを「日本に帰ってきてもまた飲みたい!」という心理になるのです。

 台湾のタピオカドリンクのほかに、同調査で2位のハワイはパンケーキ、3位の韓国はハットグやチーズタッカルビなどのグルメがあり、いずれも日本で食のトレンドとなっています。

 台湾は日系LCC(格安航空会社)の渡航も多く、若い女性をターゲットにプロモーション戦略を打ち出しているピーチ・アビエーション(大阪府)などを中心に、「台湾でタピオカミルクティを楽しむ」シーンを打ち出して、SNSによる認知も広まっています。

 そして、ふたつめは行列ができるお店の登場です。特に東京や原宿、新宿などでタピオカ専門店がぞくぞくと登場。「春水堂」「貢茶(ゴンチャ)」など、台湾の人気店が日本に初上陸し行列を作った影響で、コンビニエンスストアやチェーンコーヒー店でもタピオカを扱うようになりました。

 3つめは、SNS上でのフォトジェニックな商品の拡散です。タピオカの種類やドリンクの種類が増えたことで、見た目も鮮やかでSNS映えするものが多くなりました。さらに、原宿・表参道のタピオカ店を中心に、かわいいカップやストローが登場し、左手にタピオカドリンク、右手にスマートフォン――といった具合に、自撮りや物撮りが気軽にできることも大きく関係しています。

タピオカ専門店は出店スピードが速い


【写真】カラフルでかわいい! 2019年注目の最新タピオカドリンク5選

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