気分はもうオリンピック? 銀座に「選手村」メニュー再現したビュッフェダイニング、話題の「GAP認証」食材が食べられます
厳しい安全基準が設けられた「GAP認証」の食材をふんだんに使ったライブビュッフェを展開する「グランイート銀座」。2019年3月のオープン以来、話題と注目を集めています。
パワーチャージに最適? 選手村のメニュー
再現した選手村メニューの一例を挙げると、リオ大会の「グリルサーモンのパッションフルーツソース」、ロンドン大会の「鶏肉とトマトのバルチ」、同じくロンドン大会の「館ヶ森アーク牧場の豚とリンゴとセージのキャセロール煮込み」。どれもふたにつけたポップに国旗のシールが貼ってあり、開催国がわかるようにしています。

「グリルサーモンのパッションフルーツソース」は、ソースに奄美大島のフレッシュなパッションフルーツを使用。香りが華やかで、甘酸っぱさが淡白な味わいのサーモンとよくマッチしていました。武田さんイチオシのメニューで(特にソース)、パワーをチャージして夏バテを予防してくれそうな料理です。
「鶏肉とトマトのバルチ」のバルチとは、パキスタン発祥のイギリス式カレーです。トマトの甘味と酸味に鶏だしがいい具合に混ざりあったスープに柔らかなチキンがよく合い、赤ワインとの相性抜群です。「館ヶ森アーク牧場の豚とリンゴとセージのキャセロール煮込み」は、一見して脂っぽい料理に見えましたが、セージとリンゴを使ってあっさりめの味わいに仕立てています。
8月4日(日)まで実施している「池田信太郎が考える2020年のおもてなしフェア」は、同店のモットーを表すものです。東京には世界各国の料理が集まっていますが、ハラールやヴィーガン、グルテンフリー、ベジタリアンといった宗教や食習慣についての「味」の研究がさほど進んでいません。東京オリパラでさまざまな人たちを迎えるにあたり、同フェアでグローバルに活躍するアスリートとシェフたちがこれらの料理について、共に考えた料理を提供しています。
ハラールは、道具や調味料などすべてを他のものと別々にしないといけないそうで、専用調理場のスペース確保が必要です。「そこまですることで、ムスリムの人たちに本当に喜んでもらえるものが作れると思っています。多様性にひとつひとつ対応していくことが、われわれのおもてなしの心です」と武田さんはいいます。
ハラールには、野菜類の他に鶏胸肉のポシェとスパイス焼き、ヴィーガン料理には担々麺やフォーを用意していて、これらは日本人にも好評だそうです。いくつかはフェア終了後も継続していくとのことです。

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