元塾講師が語る、私が出会った「勉強が苦手な子」と「学習障害の子」 その伸ばし方を教えます

一見似ているようで、まったく異なる「勉強が苦手な子」と「学習障害が疑われる子」。その対応について、子どもの教育問題に幅広く携わってきた、元塾講師でライターの中山まち子さんが解説します。


「歌詞はすぐに覚える」Aちゃんへの対処法とは

 音楽が好きだというAちゃん。

「歌詞はすぐに覚えるんですけどね。耳で勝手に覚えるみたいなんですよ」

と話します。「書いて覚えるより、音で覚える方が得意なのでは?」とひらめいた筆者は、宿題としてアルファベットの表や単語を見ながら音読したり、耳で聴いたりする復習に変更しました。また、教科書の音読を積極的にやるように指示。「書く練習はいいですか?」と聞き返してきたAちゃんに、「とりあえず音で覚えるよう意識してみよう」と提案しました。

勉強方法を変えることで劇的な効果が出ることも(画像:写真AC)

 それから1週間後、アルファベットの大文字はパーフェクト。課題だった小文字も7割近くまで書けるようになっていました。英単語の定着も格段に改善し、Aちゃん本人も驚き、なぜここまで伸びたのか分からない様子でした。その後も音読を中心に真面目に取り組んだ結果、英語が得意な子へと変身したのです。

●ケース2
 クリっとした丸い目が印象的な小学2年生のB君が塾に来たのは、秋が深まりつつある10月のことでした。送迎をしていたおばあさんの話によると、B君のお母さんは育児放棄気味で、見かねたお父さんが引き取る形で離婚したそうです。

 離婚後はお父さんの実家に移り住み、祖父母と4人で暮らしていたところ、9月に父親が急に転勤を命じられて単身赴任になったといいます。

 3人での生活を始めたものの、もともと落ち着きがなく勉強もやる気がなかったB君が、学校で問題を起こしたり、勉強をしなかったりで、困っていると嘆いていました。確かに初日からフラフラ歩き回ったり、字を乱雑に書いたり、周囲の子に危害を加えようとしたりするB君は、絵に描いたような問題児でした。

複雑な家庭環境のB君への対処法とは


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