全国100以上の島々を巡った記者がこっそり教える、とっておきの東京の島3選

2019年7月27日

知る!TOKYO
ULM編集部

東京の島々はとても個性豊かで、独特の観光資源を持ちます。島旅シーズンの季節、これまで全国100以上の島を訪れてきた、島好きの記者一押しの東京の島3選を紹介します。


間近に見られるワイルドライフに感動

 記者が母島を訪れたのは、1回目は6月、2回目は3月でした。第一印象は、「父島と比べてこぢんまりとしている」ということ。しかし島を巡ると南洋らしく秘境感たっぷりで、世界自然遺産登録の要素となった生物の多様性に感激しました。そして、何より印象に残ったのが海洋生物です。

八丈島の裏見ヶ滝温泉。源泉掛け流し(2010年、宮崎佳代子撮影)

 小笠原諸島は日本最大のアオウミガメの産卵地。訪れた6月下旬はウミガメの産卵期と聞き、夜中に浜に行ってみました。集落の薄暗い街灯が途絶えた先にある浜は漆黒の闇に包まれていて、波の音が聞こえるばかり。何の情報もなく行った浜で、あまり期待せずに歩いていたのですが、ふと海から足跡のような筋が伸びていることに気がつきました。その瞬間、「ウミガメが来てる!」と思い、にわかに緊張が高まりました。

 ソロリソロリと歩いていると、「シャカッ、シャカッ」という砂を掻くような音。目を凝らすと、足跡の先にモゾモゾと動く物体が。それは、穴を掘る大きなウミガメでした。さらに、2匹ウミガメが上陸しているのを見つけ、ワイルドライフを目の当たりにして大感激。産卵を待っている間、雲間から出て来た月が海と浜を美しく照らし、3匹のカメたちの様子を眺めながら幻想的な気分に浸りました。

 2回めの訪問は3月で、ホエールウォッチングたけなわの季節でした。島の展望台からクジラを遠目に見た時は興奮しましたが、船に乗って沖に出るとクジラの大群が出現。潮を勢いよく吹いたり、ジャンプしたり、間近に見るその迫力に感動しました。

 さらに驚嘆したのは、魚釣りに沖に出た時のこと。突如船のすぐそばに巨大なクジラが現れ、船長が慌ててエンジンを止めると、さらに2匹が海の中から姿を現わしました。船にまとわりついて来て離れず、その人懐っこさにびっくり。時折片方のヒレを水面から高く上げて、まるで我々に手を振っているかのよう。

「人懐っこいクジラがいる」とは島人から聞いていましたが、本当にそんなクジラがいるとは思っていませんでした。母島のクジラ遭遇率は高く、島のさまざまな場所から潮を噴いたりジャンプしているクジラを見ることができます。シュノーケリングで見られるサンゴも美しく、魚種も豊富でここが日本であることを忘れてしまうような島でした。

温泉パラダイス、多彩な観光資源を持つ島


【写真】母島で間近に突如現れたクジラ(7枚)

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