都内で増える社内運動会、政府も後押し 社員にも会社にもメリットがたくさん

2018年10月28日

ライフ
ULM編集部

近年、都内の企業による社内運動会が盛り上がりを見せています。いったいなぜでしょうか。取材をすると、その背景にはバブル崩壊以降に日本人が失った「何か」を取り戻そうとする動きがあるのが分かりました。


女性限定の競技に「思わぬ効果」も

 そんな社内運動会ですが、行われる競技は玉入れ、綱引き、大縄跳び、ムカデ競争、大玉送り、リレーなどが定番だといいます。加えて、各企業オリジナルの競技も人気とのこと。

リレー競争も社内運動会で定番の競技のひとつ(画像:グンゼ)

「ある銀行の運動会では『お札数え競争』を、ゼネコン企業では『コンクリート固め競争』を行いました。外資系自動車部品メーカーでは入社式に運動会を行い、そこでは安全運転を意識させることを目的に、目隠しをした新入社員が玉転がしを行ったこともあります」(米司さん)

 そのほかにも、自社サービスのアイデアを競う「ハッカソン」を開催したり、経営者や役員とのコミュニケーションを図るために仮装をしたりと、形態も多様化しているようです。

グンゼの社内運動会における綱引き競技(画像:グンゼ)

 また、米司さんは社内運動会の運営を通して、あることに気づいたといいます。

「男女混合の競技は、どうしても女性が応援側にまわりがちなのですが、競技を女性限定にするととても盛り上がるんです。これまでおとなしく見ていた女性が、人が変わったように急に本気になったり、リーダーシップを発揮し出したりと。

 あとで聞いてみると、学生時代に部活動のキャプテンだったという、意外な側面も見られることもしばしば。まさに『女性活躍推進』の時代にぴったりですよ(笑)」(米司さん)

グンゼの社内運動会の集合写真(画像:グンゼ)

 運動会の本質は一般的なスポーツの試合のように優秀な人が活躍するのではなく、参加者の誰もが主役になれること。「これは『戦い』ではなく、仲間と力を合わせて一緒に作り上げるものなんです」と米司さんは強調します。

 SNSやスマートフォンの発達で間接的なコミュニケーションが広がった現在だからこそ、顔と顔と付き合わせる社内運動会が、さらなる盛り上がりを見せていくでしょう。


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