どこのレジャー施設に行っても、なぜか「インスタ映えフード」に出くわすワケ

レジャー施設には、キャラクターを模したフードなどが多く販売されています。いったいなぜでしょうか。文殊リサーチワークス・リサーチャー&プランナーの中村圭さんが解説します。


コミュニケーションツール化する「食」

 動物園・水族館も、小さい子ども連れファミリーの定番レジャー施設として親しまれてきたため、お土産やテイクアウトフードに、子どもにもわかりやすく可愛いものが多い傾向にあります。

 そもそも、動物園や水族館は人気者の生き物が多数存在し、そのような生き物をモチーフにしてインパクトのあるテイクアウトフードをつくれば、当然ながらインスタ映えするものが生まれてくるでしょう。

 新江ノ島水族館(神奈川県藤沢市)では可愛い生き物のパンが注目です。「カメロンパン」はカメを模したメロンパンで、メロンパンのクッキー生地でカメの甲羅を表現。生地はプレーン、抹茶、いちごの三色。

グソクムシパン。260円(画像:新江ノ島水族館 オーシャンカフェ)

「グソクムシパン」は人気のグソクムシをイメージ。ゴマを練り込んだ生地をかぶせた黒いパンで、中にはゴマあんが入っています。その他にも「カレイの形のカレーぱん」などさまざまで、いずれも思わずインスタグラムに上げたくなるような可愛さです。

 食はSNSに取り上げられやすい特徴があります。インスタグラムを見れば、「自撮り」以外は食べ物の画像が多いことが分かるでしょう。食には「おいしい」「身体に良い」と言った価値観がありますが、近年そのいずれにも属さない新たな価値観が生まれています。

 それはSNSの普及や高度化する参加・体験ニーズを背景に、食をコミュニケーションツールとするものです。「味わう」ことよりも「体験する」ことに意味があり、その体験を記録し、発信・共有することが目的となっています。この行動原理はレジャーや観光のそれに近いと言えるでしょう。食はまさに参加・体験型エンターテインメントと位置づけられるのです。

 そのような視点で見ると、食は参加・体験ニーズに非常に適しています。工作や運動は能力によって個人差が出ることもありますが、食を体験すること、すなわち食事をすることは、子どもから老人まで誰にもできることであり、特別な技術や体力を必要としません。その分、間口が広いと言えるでしょう。

 食は誰にとっても身近で、それぞれに関心のあるものです。また、食は味覚、視覚、嗅覚、触覚など、さまざまな感覚を使って体験することができ、より深い理解、共感を得られます。

食はレジャー施設と親和性が高い


【写真】これらの「インスタ映えフード」を目にしたら、あなたは思わず叫んでしまうだろう。「あぁ~~可愛すぎる!」と(10枚)

画像ギャラリー

/wp-content/uploads/2019/07/190716_kawaii_03-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/07/190716_kawaii_04-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/07/190716_kawaii_05-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/07/190716_kawaii_06-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/07/190716_kawaii_07-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/07/190716_kawaii_08-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/07/190716_kawaii_09-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/07/190716_kawaii_10-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/07/190716_kawaii_01-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/07/190716_kawaii_02-150x150.jpg

New Article

新着記事

Weekly Ranking

ランキング

  • 知る!
    TOKYO
  • お出かけ
  • ライフ
  • オリジナル
    漫画