IR法成立で高まる「カジノディーラー」需要、その年収はいかほど? 養成学校に聞いてみた

2019年7月17日

ライフ
ULM編集部

2018年にカジノ法案が国会で可決したことで、カジノディーラーの需要の高まりが予想されています。日本では馴染みの薄い職種ですが、どのような仕事、キャリアパスがあるのでしょうか。日本カジノ学院代表の贄田崇矢さんに話を聞きました。


ディーラーは「空気を読む」ことが大事な仕事

 贄田さんは、ディーラーは50歳からでも始められると話します。

日本カジノ学院渋谷校で使用している授業用ボード。ブラックジャック、ポーカー、バカラの3つに使える(2019年7月、宮崎佳代子撮影)

「日本はディーラーの定年をどうするかわかりませんが、マカオに関して言えば、定年がないんですね。定年がある国でも、非正規で再雇用ができたり。そうすると、50歳でなったとしても、15年、20年と元気なうちは働けるので、年金受給までのセカンドキャリアになりえます。座って行うゲームもあり、残業もないので、夜勤を避けられれば高齢者にも無理な仕事ではないです」

 記者はラスベガスに何度か行きましたが、確かに60歳をゆうに超えていると思われるディーラーを見かけることが少なくありませんでした。

「男女ともに30代くらいで始めれば、経験を積み、カジノの経理部門、キャッシャー部門で活躍できます。そのためにはまず、ディーラーができることが大事。世界的にもカジノに携わる人たちはディーラーから始めます。

 IRがオープンするのは数年先ですから、チャンスがあれば海外などで経験を積むと、語学力も向上します。日本で始まった時、ディーラーよりも上のポジションで職を得られる可能性が高まります」

 では、ディーラーの大変な部分はどのようなところなのでしょうか。カジノディーラーとして働いていた経験のある女性に尋ねると、次のように話しました。

「店側は勝たなくてはなりませんが、お客さまによって、あまり負け続けるとクレームに発展したりもするので、その辺の空気を読むのに気を使います。そのほかにも、勝ち負けにこだわらずに遊ぶ人だけではなく、真剣勝負でお金を賭ける人、借金までしてやっている人もいるわけですから、ルールを間違えたら大変です。

 配当やコミッションの有無など、計算を間違えないように、かつ迅速に行わないといけません。そういったプレッシャーを抱えながらも態度に出さず、お客様に楽しんでもらえるようにするのがディーラーに必要であり、一番大変な部分といえます」

 また女性は、「人にもよると思いますが」と前置きした上で、負けが続いたときの精神面のコントロールも大変だった部分に挙げました。

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本格的カジノテーブルも使用するディーラー養成スクール(6枚)

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