伸び率 驚異の3820%! タピオカミルクティーの商品出数 宅配ポータルサイト「出前館」調べ

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伸び率 驚異の3820%! タピオカミルクティーの商品出数 宅配ポータルサイト「出前館」調べ

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宅配ポータルサイト「出前館」を運営する夢の街創造委員会が2019年上半期に伸びた出前メニューに関する調査結果を発表。タピオカミルクティーの商品出数が2018年上半期と比較し、3820%の伸びを見せたことが分かりました。

長い行列に並ばずに入手できるメリットも寄与

 宅配ポータルサイト「出前館」を運営する夢の街創造委員会(千代田区丸の内)はこのたび、2019年上半期に伸びた出前メニューに関する調査結果を発表。タピオカミルクティーの商品出数が2018年上半期と比較し、3820%の伸びを見せたことが分かりました。

猫も杓子もタピオカの時代(画像:写真AC)



 調査は「出前館」のオーダー情報をもとに、独自の算出方法で集計したもの。

 タピオカミルクティーの注文者の半数以上は女性で、世代別で見ると、20代の割合が6割を超えており、「出前館」全体の20代の割合より20ポイント以上も高い結果となりました。

 タピオカミルクティーとは、大粒のタピオカパールをミルクティーに入れた台湾発祥の飲料。タピオカミルクティーが本格的に日本に上陸したのは、2013年。台湾の「春水堂」の初出店がきっかけとなりました。

 その後、「ゴンチャ」や「THE ALLEY」などのタピオカドリンクを扱う店舗が続々と日本でオープン。インスタ映えする見かけとあいまって、若い女性を中心に一大ブームとなっています。インスタグラムで「#タピオカ」を検索すると130万件以上の投稿があります。

 夢の街創造委員会によると商品出数の伸びた要因は、

1.外食におけるブーム
2.「出前館」でのタピオカドリンク提供店舗の増加
3.長い行列に並ばずに入手できる出前の手軽さ

の3点だといいます。

 タピオカドリンクを扱う店が増えたことで女性や20代の顧客を取り込み、食事以外の出前需要も獲得できているとのことです。

商品出数1位は埼玉県川口市の「抖茶時光(DOUTEA)」

 夢の街創造委員会は今回の結果を受けて、次の詳細なコメントを寄せています。

「出前館では2018年11月頃まで、タピオカドリンクを取り扱う店舗が10店舗もなく、タピオカミルクティーを含むタピオカドリンクの商品出数はほとんどありませんでした。12月にピザ宅配専門店『ピザダーノ』が『タピオカティー』の販売を開始したことで、タピオカドリンクの商品出数が伸び始め、2019年2月にはタピオカドリンク専門店『teatime』が出前を開始。3月にはファーストキッチンでもタピオカドリンクの販売が始まり、さらに出数が大きく伸びました。

 タピオカドリンクは現在大きなブームになっている一方、長い行列に並んで買わなくてはいけません。出前であれば、ネットで注文するだけで行列に並ばずに流行りのタピオカドリンクを買うことができます。このような手軽さもあって、出前での注文が伸びていることも考えられます」

 また、2019年上半期の店舗当たりの商品出数が最も多かったタピオカドリンクのメニューは、埼玉県川口市にあるタピオカドリンク専門店の「抖茶時光(DOUTEA)」の「タピオカミルクティーボバ」。2位は台東区にあるタピオカドリンク専門店の「teatime」の「オリジナルミルクティー」でした。

 いずれの商品も甘さ、氷の量、トッピングなどをカフェで注文するのと同様に、自分の好みにカスタマイズすることができます。また、両店ともに紅茶のミルクティー以外にも抹茶ミルクティーや黒糖ラテなど様々なドリンクメニューを取り扱っていました。

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