結婚式のご祝儀、なぜ3万円? 専門家に聞いてみた 過去には「明るいカツアゲ」の声も

2019年6月12日

ライフ
ULM編集部

「ゼクシィ結婚トレンド調査 2018」によると、2012年から2018年までの結婚式(首都圏)で、友人からのご祝儀の金額は「3万円」をキープし続けています。そういえば、私たちは「ご祝儀 = 3万円」と無意識に考えています。そもそもなぜ3万円なのでしょうか。


加速する過剰なおもてなし、祝儀の矛盾

 そんな背景があったご祝儀ですが、小谷さんはその現状に違和感を持っているといいます。

「ご祝儀はその名のとおり、『祝い金』です。招待客のお祝いの気持ちとして用意するもの。会費とは違うのです。それを勘違いされている方が多いような気がします」

首都圏のご祝儀に関するデータ(画像:リクルートマーケティングパートナーズのデータを基にULM編集部で作成)

 近年の結婚式は、「3万円もいただくのだから、それ以上のおもてなしで返したい」との主催者の思いから、料理の単価を上げ、高額なドリンクを用意するようになっているといいます。

 主催者が新郎新婦の「両親」だった高度経済成長期と異なり、晩婚化で主催者が新郎新婦当人となりがちな近年、両家がもてなしたい金額とふたりが負担しなくてはならない金額がミスマッチになりつつあると小谷さん。

「ご祝儀の金額は30年以上変わっていませんが、物価は当然のごとく変わっており、結婚式もパーティ形式が定着しています。主催者の負担金額が上がっている上、遠方の招待客にはお車代(交通費)を出すといった過剰なもてなしも多いです」

 従来と比べ、招待客も友人の占める割合が多くなったこともあり、一般人が結婚式に呼ばれる回数そのものが増えてしまい、金銭的負担に感じる人も増えているとのこと。先述の「明るいカツアゲ」という指摘は、こういった背景があるのかもしれません。

「結婚式は、祝いたいから出席する、ご祝儀は出せるだけ出してあげたい、そんな式であってほしいですね。個人的にはご祝儀の3万円はそのままに、料理価格の見直しと引出で物を減らすことで、主催者のおもてなし金額を2万円に抑え、ご祝儀本来の意味である『ふたりの人生のスタートを祝う』という宴の場としてもらいたいです」

 そんなご祝儀ですが、今後はどのように変化していくのでしょうか。

「家族や親族の数が少なくなるため、大人数のパーティは会費制に、家族と親族が多い式はご祝儀に、と二分化がさらに進むでしょう」

 ご祝儀ひとつから見えてくる時代の変化。次回、結婚式に招待されたとき、そのようなことを思い出してみるのもよいかもしれません。


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