お化け屋敷から複合現実(MR)まで 加速する「ホラーイベント」人気、その魅力とは?

夏といえばホラー。近年はVRを利用したお化け屋敷なども登場し、人気を集めています。ホラーがコンテンツとして確立した背景や、多くの人を惹きつける理由とはどのようなものでしょうか。レジャー市場の調査分析を行う「文殊リサーチワークス」の中村圭さんが解説します。


動画サイトでリアルタイム恐怖を共有

 ここ数年ではニコニコ動画に専用チャンネルが設けられ、ホラー映像作品に触れる機会が多くなっています。前述のフェイクドキュメンタリーのレーベルが有料チャンネルを開設したり、一般人や芸能人による怪談や心霊スポット実況チャンネルが配信されたりしています。

動画配信によって、リアルタイムで恐怖を共有できるようになった(画像:写真AC)

 また、夏休み期間には毎日ホラー映画やフェイクドキュメンタリーが配信され、ネット上でリアルタイムに恐怖を共有するメディアが確立されています。

 その他にも動画サイトにおいてはRPG作成ソフトの「RPGツクール」を使用したホラーゲームが多く投稿され、中でも『青鬼』(noprops)は映画や漫画、アニメ、スマホアプリなどにクロスメディアされ人気を得ています。このようにホラーコンテンツは拡大する方向性にあります。

体験型イベントが多様化。開発・集客効率のメリットも

 近年はホラーコンテンツを活用したイベントやアトラクションなど集客施策としてのホラーが多く登場し、人気を博しています。

 2015年以降、さまざまな新しい形態のホラーイベントが出てきていますが、2000年代からのホラーブームや2010年からの怪談ブームなどを受けて、ホラーのプロデューサーや語り部が増え、企画しやすい環境ができてきたことがひとつの要因と思われます。

 またお化け屋敷は開発サイドからすると、絶叫系のジェットコースターのようないわゆるスリルライドと比較して投資コストが低い、コンテンツを変更してリニューアルができる、スペースを問わないし場所も柔軟に対応できる、インドアで雨天でも稼働できる、ウォークスルー型ならば定員効率が高いなど、開発効率、集客効率のメリットがあります。

 特に注目されるのは、既存の施設や空間を使用したお化け屋敷・ホラーイベントです。住宅街の空き家にお化け屋敷を常設している「方南町お化け屋敷 オバケン」(杉並区方南町)などがそうです。

 また、ホラーの世界はVRとも相性がよく、MR(複合現実)を活用した施設「TYFFONIUM」(江東区ダイバーシティ東京プラザ)では、モンスターが出る廃墟を巡るアトラクション「CORRIDOR」も話題となっています。お化け屋敷は常設施設が増えてきており、座敷を靴を脱いで回る「怨霊座敷」(文京区東京ドームシティ)などが人気です。

 それ以外にもリアル脱出ゲームや謎解きゲーム、ゾンビと追いかけっこする「ファンラン」(楽しみながらランニングするイベントのこと)や大がかりなハロウィンイベントなど、場所や既成概念にとらわれなくなってきています。

ホラーコンテンツの真の魅力とは?


興行収入10億円以上のホラー映画、あなたは何を見る?

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