日傘の効果を「生地」と「色」で徹底解説 もうすぐ夏到来、今年は男性ニーズも増加?

2019年6月3日

ライフ
ULM編集部

日傘は生地や色によって遮熱やUVカット、遮光効果などが異なり、それぞれにメリットとデメリットがあります。その使い方を間違うと、逆効果の場合も。日傘を多用する時季に備えるべく、傘製造メーカーの東京丸惣にこれらについて話を聞きました。


「UVカット加工」の落とし穴、カット率が下がっていくものも

 引き続き、以下を比較していきます。

1.天然繊維(綿・麻) 白
2.混毛 綿/ポリエステル or ナイロン 黒
3.化学繊維 ポリエステル or ナイロン 裏黒
4.化学繊維 PU(ポリウレタン)シルバーコーティング 裏黒
5.化学繊維 フィルムコーティング 裏黒

UVカットと遮熱効果の比較表

●UVカット加工は、シーズン毎にUVカット率が下がっていくものも

 UVカット加工について誤解が多いのは、ポリエステルにはそのままでも90%程度紫外線をカットする特性が備わっていて、さらにUVカット率を高めるために溶剤加工を施すということです。しかし、溶剤加工によりアップするのは5%程度だそうで、UVカット率は95%前後となります。

 これに対して、PUおよびフィルムコーティング(裏黒)は化学繊維表面に塗布して繊維の隙間を埋めるため、99~99.9%紫外線をカットすることがわかっています(4と5が該当)。また、ポリエステルなどに施された溶剤加工はシーズン毎にUVカット率が落ちていきますが、コーティングした生地はほぼ変わらないメリットがあります。UVカット効果が高い色については、黒、紺、茶色、緑、パステルカラー、ベージュ、白の順です。遮熱効果はこの逆です。

●UVカットには傘が大きい方がベター

 紫外線は横からも下からも浴びます。跳ね返りによって下から浴びる紫外線は、頭上からの量と比べると大幅に低下しますが、横からはほぼ変わらない量を浴びるそうです。そのため、横からの紫外線を防ぐには、傘の形状は大きく、深い方がベターとなります。

●晴雨兼用の傘生地は化学繊維 フィルムコーティング(裏黒)がベスト

 折り畳傘の場合、日傘は「涼しさ+UVカット+軽量さ」が重視され、晴雨兼用の傘はこれらに加えて「防水力」が必要です。雨傘には撥水効果の高いポリエステルが最も適しており、表面をコーティングしたものは水分の吸収力が高いため、べったりと雨水を含んでしまいます。

 したがって、雨傘としての使い勝手は3、5、4、2の順(1は除外)ですが、涼しさ+UVカット+軽量さも加えた総合的な優劣は5、3と4(同位)、2の順となります。

熱中症対策に有効な、日傘とミニ扇風機の併用


日傘と併用により熱中症を防ぐミニ扇風機(6枚)

画像ギャラリー

/wp-content/uploads/2019/06/190528_higasa_04-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/06/190528_higasa_05.-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/06/190528_higasa_06-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/06/190528_higasa_01-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/06/190528_higasa_02-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/06/190528_higasa_03-150x150.jpg

New Article

新着記事