気分はホノルル? ANAとbillsの「コラボ機内食」を食べてみた

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気分はホノルル? ANAとbillsの「コラボ機内食」を食べてみた

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ANAのA380型機「FLYING HONU(フライング・ホヌ)」で提供されるエコノミークラスの機内食を全国の「bills」で楽しむことができます。ポーションを大きくし、内容もパワーアップしたスペシャルバージョンです。

コラボ機内食がパワーアップ

 ANA(全日本空輸)のエアバスA380型機「FLYING HONU(フライング・ホヌ)」が2019年5月24日(金)よりホノルル線に就航します。A380型機は総二階建てで、520人という大量の旅客を海外へ運送できる大型機。航空機ファンのみならず、日本中の注目を集めています。そのエコノミークラスの機内食が全国の「bills(ビルズ)」で同日より楽しむことができます。

「FLYING HONU」のエコノミークラスにおいて提供される機内食をレストラン仕様にアレンジしたbillsの料理。「ポークシュニッツェル-マッシュポテト、ポーチドエッグ、パセリとケッパーバターを添えて」(画像:サニーサイドアップ)



 昨今、スターシェフや話題の料理人などが監修した機内食メニューを考案する航空会社が世界的に増えています。ANAもそのひとつで、FLYING HONUでの初のエコノミークラス機内食の監修に、billsの創業者で、レストラン経営者のビル・グレンジャー氏を起用しました。

 billsはオーストラリア・シドニー発のオールデイダイニング(朝食からディナーまで通しで営業)。ソウル、東京、ホノルル、ロンドンとグローバルにレストランを展開しています。なかでも朝食のバラエティーや美味しさは「世界一の朝食」とも謳われるほどの人気。日本では8か所に店舗展開しており、東京ではお台場、表参道、二子玉川、銀座にあります。

 同機内食は、世界中のbillsでの人気メニューやグレンジャー氏のこだわりをもとに考案されたそうです。これをレストラン仕様にアレンジし、ポーションサイズを大きくした料理を全店で提供します。機内食は食材が大量に必要とされることや食物アレルギーへの配慮などから、使える食材が限られています。レストランは自由度が高いため、使用食材の数や味わいがパワーアップしたものを楽しめるのが特長です。

レストランでも機内食のテイストが楽しめる

 メニューは以下の3種類です。記者が実際に食べてみました。

billsで提供しているANA機内食のスペシャルバージョン(画像:サニーサイドアップ)



●「ジャスミンスモークサーモンサラダ-ジャスミンティーでスモークしたサーモン、枝豆ときゅうりのサラダ」(1420円〈税抜〉、銀座店の価格。以下同)

 自家製ジャスミンティーでスモークしたサーモン入りの野菜料理です。燻製独特の香りと味わいがマイルドで、たっぷり野菜に酸味が効いた和風ドレッシングとの組み合わせが、脂の乗ったサーモンをさっぱりとした後味にしてくれます。海辺でこんな料理を食べたい、と思わせる爽やかさ。ワイキキの海を思い浮かべながら楽しめそうです。

●「味噌でマリネした茄子のソテー-トマトとケールのドレッシング、青のりと豆腐のソース」(1320円)

 味噌や豆腐、青のりといった和の食材を使った和風フレーバーで、苦味を抑えたケールが複層的な味わいと食感を加味しています。機内の食事は柔らかく、味付けが濃いのが特徴で、まさにそのテイストを楽しめる料理です。

●「ポークシュニッツェル-マッシュポテト、ポーチドエッグ、パセリとケッパーバターを添えて」(2100円)

 こちらもbillsの人気メニューのひとつ、シュニッツェルをアレンジしたもの。シュニッツェルはドイツやオーストリアで食されるカツレツ風の料理で、元々は子牛料理だったそうです。今ではポークやチキンなども素材に使われており、billsの通常メニューではチキンが使われているとのこと。機内食にはポークが使われています。シンプルな味わいのシュニッツェルに、パセリとケッパーをミックスしたバターの風味が絶妙にマッチ。付け合わせのマッシュポテトにポーチドエッグを組み合わせた食感と味わいも楽しい一品に仕上がっています。

 同メニューの提供は、2019年5月24日(金)から6月30日(日)までです。ランチタイム(11:00)以降で注文可能としています。実際にFLYING HONUを利用した後に、billsを訪れて食べ比べてみるのも楽しいことでしょう。機内食メニューは3か月ごとに変わるため、それに合わせて第2弾も行う予定とのことです。

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