安い食パンが大変身! マニアが実践「トーストアレンジ」、記者が試してみた

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安い食パンが大変身! マニアが実践「トーストアレンジ」、記者が試してみた

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高級食パンブームですが、廉価の食パンも工夫次第で、もっと美味しく食べることが可能かもしれません。料理写真共有アプリを使用する、食パン好きユーザーから寄せられた回答をもとに、記者が試してみました。

食パンを愛する人たちに聞いた「食パンの楽しみ方」

 気軽に手に入れやすく、手軽に調理しやすい食パン。もっと美味しく食べるコツがあるとしたら、試してみたいと思いませんか?

手軽に調理しやすい食パン(画像:写真AC)



 料理写真共有アプリ「SnapDish(スナップディッシュ)」を運営するヴァズ(練馬区大泉町)は、同アプリの利用者から「食パン好き」の声を集め、調査を実施。「オススメの一工夫を教えてください」という問いに対し、焼き方へのこだわりや、より美味しく食パンを食べるための工夫などが寄せられています。

「魚グリル」「せいろ」「日本酒をプッシュ」手軽に試せる一工夫

 寄せられた声の一例は以下のとおり。

・「フライパンで焼くと、外はサクサク、中はふわふわ」(東京都・30代・女性)
・「魚焼きグリルでトーストするとすぐにカリッと焼けます」(静岡県・20代・女性)
・「焼かずに蒸篭(せいろ)で蒸してもふんわりもっちりして最高に美味しい!何も塗らなくてもそのままでいくらでもいけます」(神奈川県・40代・女性)
・「焼くときにはトースターを温めてからパンをいれる」(東京都・20代・女性)
・「パンを焼く時に、トースターの上にお皿も乗っけます。お皿も温まるのでパンが冷めにくい…と思ってます」(東京都・40代・女性)
・「一度レンジで温めてからトーストするとサクサクふわふわです!」(茨城県・20代・女性)
・「トーストするときに霧吹きで水を数回吹き付けるとパリッと仕上がります」(京都府・50代・男性)
・「布の袋に入れてレンジでチンする」(静岡県・20代・女性)
・「日本酒をワンプッシュすると香りがいいです」(東京都・50代・女性)
・「焼いてからバターを塗るより塗ってから(乗せてから)焼く方が香りもいいし美味しいです」(兵庫県・50代・女性)
・「トーストにはナイフで切り目を入れて焼くようにしています。味が染みて美味しく食べられます」(大阪府・40代・男性)
・「スライスのは買わず、家で好みの厚さにカット」(滋賀県・40代・女性)

 この中から6つ抜粋し、実践してみたいと思います。

美味しく食べる工夫、記者が実践してみると……

●一度レンジで温めてからトースト

 20秒くらい温めたあと、トーストしてみたところ、通常よりも、内側がしっかりと温かいトーストが出来上がりました。ただしレンジで温めすぎると、食パンの水分が蒸発してしまうため、温めすぎないのがポイントだと思います。

●魚焼きグリルでトースト

 サクサク、カリッと仕上がりました。注意すべきは時間。記者の自宅にある、18年前ほど前に購入したグリルでは、片面を焼くのに中火で1分かかりませんでした。

 両面焼きが可能だったり、水を入れずに焼けたりする、最新の魚焼きグリルであれば、より気軽に試せるだろうと感じます。

 気がかりなのは、火で炙る時間が少ないためか、内側が温まりづらいこと(魚焼きグリルの性能によるかもしれません)。一度レンジで温めてからトーストしてみたところ、芯まで温かく食べられたので、内側の温度が気になる場合にはオススメします。

霧吹きは、100円ショップで購入したミニサイズを使用(2019年5月、高橋亜矢子撮影)



●霧吹きで水を数回吹き付けてからトースト

 投稿者曰く「パリッと仕上がります」とのことで試してみました。霧吹きは、100円ショップで販売していた、ミニサイズのスプレーボトル(トラベル用)を使用。激変とまではいかなかったのですが、心なしかパリッとしたように思います。

●焼かずにせいろで蒸す

 せいろがなかったため、蒸し器で代用。2分ほど蒸したところ、弾力が生まれ、もっちりふかふかになりました。少し手間はかかりますが、いつもの食パンで、いつもと違う食感を味わいたい時に良さそうです。

 投稿者のコメントに「何も塗らなくてもそのままでいくらでもいけます」とあったように、そのまま食べるのがベストと思いました。蒸し過ぎると水分で食パンがぺったりとしてしまうので、ささっと蒸すのがポイント。

●日本酒をワンプッシュする

 激変とまではいかなかったのですが、心なしか香りが良いように感じました。ただし、もともと風味の強い食パンの場合には、その風味だけでも十分な可能性が。「この食パン、ちょっと香りが足りないかも」と思う時などに試すのが良いかもしれません。

●トーストにナイフで切り目を入れて焼く

「味が染みて美味しく食べられます」とのことだったのですが、それ以上に感じられたのは食べやすさ。パンくずが出にくいように感じました。切り目は、入れすぎると、バターを塗る際、バターナイフで表面を削いでしまいそうになるので、適度に入れるのが良さそうです。

 ちょっとアレンジを加えるだけで、さまざまな味わいが楽しめる食パン。誰かの一工夫を真似てみるだけでなく、自分ならではのこだわりを見つけてみるのも一興です。暮らしが楽しくなる工夫をぜひ、試してみては。

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