GW中におさらい 「渋谷」の巨大開発、街は今後どう変わるのか

再開発が進む渋谷駅周辺。今後、いったいどのように変化していくのでしょうか。まち探訪家の鳴海行人さんが分かりやすく解説します。


2019年度中に移設した駅が供用開始予定

 今後は渋谷駅と渋谷駅の西側を中心に再開発が進んでいきます。

 まず渋谷駅は駅の構造を改造し、それと並行して駅ビル「渋谷スクランブルスクエア」が作られます。まず渋谷駅は現在離れている埼京線と湘南新宿ラインのホームを北へ移設、山手線ホームを最大16mの幅とした1面2線化などが行われます。更に東京メトロ銀座線も東急百貨店の3階から表参道側(東)へ130メートル移設を行う工事を現在行っており、今年度中には移設した駅が供用開始予定です。

 そして駅ビルの渋谷スクランブルスクエア東棟が今年度に完成します。地上47階建て、高さは230mになります。そこで屋上は展望施設「SHIBUYA SKY」となり、地下2階から14階が商業施設、15階が産業交流施設「SHIBUYA QWS」、17階から45階が渋谷最大級のオフィスになる予定です。そして2027年には渋谷スクランブルスクエア中央棟・西棟が現在の東急百貨店東横店の場所に新たな歩行者デッキとともにお目見え予定です。

2019年11月に開業予定の「渋谷スクランブルスクエア」(画像:写真AC)

 さらに駅の西側ではバスターミナルを挟んで「東急プラザ」を建て替えた「渋谷フクラス」も今年度完成します。ここにはGMOインターネットグループが入居予定のオフィスのほか、2階から8階は「東急プラザ渋谷」になります。「東急プラザ渋谷」は“本物・本質的・普遍的なものの良さ”を大切にし、時間を積み重ね成熟していくことを楽しむライフスタイル「MELLOW LIFE」を提案することをコンセプトとしています。

 更に渋谷駅の南西側では渋谷駅桜丘口地区の再開発が2023年度に竣工します。ここには地上39階の高層ビルをはじめとした3棟のビルがお目見えすることになっています。

 さて、渋谷のまちの雰囲気はこうした再開発で変わっていくのでしょうか。

 結論からいうと、今まで醸成されてきたまちの雰囲気を生かしつつ、「クリエイティブ」の面を強化していくものと考えられます。東急電鉄の「Greater SHIBUYA」構想を見ても周囲のまちを巻き込んだまちづくりだけでなく、クリエイティブ・コンテンツ産業の中心地としての渋谷を作っていきたいという意気込みが見られます。

 これから渋谷は、大規模複合施設の建設・開業ラッシュとなります。それによって渋谷が東急の思い描くような、訪れたい・広がりのあるまちとして出来上がってくるのでしょうか。そして、今まで人々の愛してきた渋谷の文化や雰囲気は引き継がれていくのでしょうか。渋谷のまちが変化した姿は、これから徐々に見えてくることとなります。


【写真】渋谷駅周辺はいつも人の波!(10枚)

画像ギャラリー

/wp-content/uploads/2019/05/190502_shibuya_04-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/05/190502_shibuya_05-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/05/190502_shibuya_06-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/05/190502_shibuya_07-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/05/190502_shibuya_08-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/05/190502_shibuya_09-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/05/190502_shibuya_10-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/05/190502_shibuya_01-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/05/190502_shibuya_02-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/05/190502_shibuya_03-150x150.jpg

おすすめ

New Article

新着記事

Weekly Ranking

ランキング

  • 知る!
    TOKYO
  • お出かけ
  • ライフ
  • オリジナル
    漫画