東京メトロが赤羽に「eスポーツジム」開設! 8月にはeスポーツ大会、出場者を大募集![PR]

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東京メトロが赤羽に「eスポーツジム」開設! 8月にはeスポーツ大会、出場者を大募集![PR]

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日本国内でも盛り上がりを見せている「eスポーツ」。このたび、日本初となるeスポーツ専門トレーニングジム「eスポーツジム」が東京メトロ南北線の赤羽岩淵駅にオープンしました。2021年8月には2大会の開催が予定されていて、出場者を募集中。この機にあらためてeスポーツの魅力に迫りました。

「eスポーツ」とは? 魅力に迫る!

 近年、注目を集めている「eスポーツ」。

 主にコンピューターゲームの対戦をスポーツ競技として捉える際の名称で、身体的なハードルや性別、年齢の差を超えて等しく競えるのが最大の特長。大勢の観衆を前に行う大会が世界各地で開かれていて、その競技人口は日本国内で300数十万人、世界では実に数億人とも言われています。

 世界トップクラスのプロプレーヤーは年収5億円を超えるなど、フィジカルなプロスポーツに匹敵するほどまでに成長しています。

 経済産業省と日本eスポーツ連合が2020年3月にまとめた資料では、eスポーツを高い経済効果と社会的意義を持つ分野と位置づけ、2018年時点でおよそ44億円の市場規模を2025年には600~700億円まで伸長させるとの目標を掲げています。

(参照:「eスポーツを活性化させるための方策に関する検討会」報告書『日本のeスポーツの発展に向けて~更なる市場成長、社会的意義の観点から~』)

東京メトロ南北線・赤羽岩淵駅前にオープンした「eスポーツジム」(画像:ゲシピ)



 そんな機運を後押しするように、日本初となるeスポーツ専門トレーニングジム「eスポーツジム」が2021年6月28日(月)、東京メトロ南北線の赤羽岩淵駅(北区岩淵町)にオープンしました。

 施設を運営するのは、eスポーツ教育事業を展開する2018年設立のゲシピ(千代田区神田練塀町)と、ご存じ東京メトロ(台東区東上野)です。

 インドアのイメージが強いeスポーツに、「東京のお出かけ」の代名詞的存在である東京メトロ。一見、意外な組み合わせのように思えますが、そこには納得の狙いが込められていました。

日本初の専用トレーニングジム

「eスポーツジム赤羽岩淵店」があるのは赤羽岩淵駅の3番出口すぐのビル1階。ゲーミングPCを12台備え、経験者はもちろん初心者・入門者も楽しみながら学べる「明るく、健康的で、誰でも入りやすいeスポーツ施設」をコンセプトとしています。

「eスポーツジム赤羽岩淵店」の外観(画像:ゲシピ)



 既存のeスポーツ施設にはない「月額会員制」を採用することでオンラインとリアルを組み合わせた継続的な習熟を目指していて、オプションレッスンを取ればプロプレーヤーの直接指導を受けることも可能。

 オンライン限定コースでは、合格すればプロチームに加入できるトライアウト(適性検査)もあり、同ジムからプロプレーヤーを目指すこともできます。

 扱うタイトルは2021年7月現在、5本。「リーグ・オブ・レジェンド」「VALORANT(ヴァロラント)」「レインボーシックス シージ」「ぷよぷよeスポーツ」「アイデンティティV/第五人格」と人気のラインアップをそろえました。

 開業に先立って行われた2日間のプレオープンでは、近隣住民を中心に幼稚園の年長クラスの園児から60代まで幅広いユーザーが訪れたといい、あらためてeスポーツの人気ぶりをうかがわせます。

なぜ東京メトロがeスポーツ事業を?

 それにしてもなぜ、鉄道会社の東京メトロがeスポーツ事業に乗り出したのでしょうか?

 同社で新規事業推進などを担当する企業価値創造部の早川壮太課長は、eスポーツジムが住民同士・プレーヤー同士のコミュニティー創出の場となることに期待を寄せている、と説明します。

「eスポーツジムがまちの“寺子屋”的な存在になれば、というのが狙いのひとつで、人々が集う場所という意味では『駅』とも親和性があります。フィットネスジムと同じように定期的に通って、スキルを磨いていただく。ジムまでのアクセスのために外出するという意味では、メトロの本業である鉄道利用ともリンクしているのです」

「eスポーツジム」は赤羽岩淵駅のすぐ目の前に立地(画像:ゲシピ)



 とりわけ現在の30代以上は、子どもの頃から任天堂のファミリーコンピュータ(ファミコン)に慣れ親しんできた世代。コンピューターゲームへの関心が高い人も多いため、会社帰りにジムへ立ち寄ってもらえたら、との青写真を描きます。

 2019年、スタートアップ企業の新規事業アイデアを募集するオープンイノベーションプログラム「Tokyo Metro ACCELERATOR(東京メトロアクセラレーター)」にゲシピが本件を提案したことがきっかけとなり、今回のジム開設が実現しました。

 今後、メトロ沿線での多店舗展開を想定しているというeスポーツジム。1軒目の出店場所に赤羽岩淵駅を選んだのは「住宅街のそばにジムを構えたかった」からと言います。

 同駅周辺には庶民的なムードの住宅地が広がり、荒川をはさんだすぐ向かいには、同じく若い世代が多く住まう埼玉県川口市があります。

「繁華街の中心にあるより、安全安心と感じていただけるのではないでしょうか。一般的な住宅地のそばにあることで、まちの活性化や鉄道の利用にも結び付くものと期待しています」(早川課長)

8月、親子向けと社会人向けの2大会開催

 eスポーツのさらなる盛り上がりのため、ジム開設と“両輪”となるのが、定期的な「大会」の開催です。2021年8月には、さっそくふたつのオンライン大会が予定されており、出場者を募集しています。

初心者から経験者まで、幅広いプレーヤーを対象としたレッスンコースを用意(2021年7月2日、遠藤綾乃撮影)



 いずれも運営を務めるのはeスポーツイベントの開催実績が高い凸版印刷(文京区水道)。

 ひとつめは、8月22日(日)の「小学生親子Duo大会in東京 FEATURING FORTNITE」です。

 東京メトロにとって初開催となる大会を親子対象としたのは、新型コロナウイルス禍で屋外レジャーや旅行の機会が制限される夏休みに「親子の絆を再確認する場を提供したい」との思いから。

 小学生に人気のタイトル「FORTNITE」を用いて、計90組の親子が2グループに分かれてそれぞれ2試合を戦う予定です。参加費は無料で、成績優秀親子には豪華な賞品のプレゼントも。

 もうひとつは、8月28日(土)開催の「社会人チャレンジャーズカップ~PUBG MOBILE東京メトロ沿線企業対抗戦~Powered by AFTER 6 LEAGUE」。

 こちらはその名の通り、東京メトロ9路線(銀座線・丸ノ内線・日比谷線・東西線・千代田線・有楽町線・半蔵門線・南北線・副都心線)沿線にある企業・事務所・店舗に勤務する社会人5人チーム(レギュラー4人、補欠ひとり)同士で対戦するもの。

 ゲームタイトルは「PUBG MOBILE」(スマートフォンアプリ)で、孤島に降り立ちマップ内にある装備や車両を駆使して“最後のひとり”になるまで生き抜くバトルロイヤルゲームです。

 同大会の上位4チームは、別の3大会で上位に入った計12チームと一緒に行われるマスターズカップに進出することができるという、勝ち抜き要素がある点も魅力のひとつ。

 大会運営を取り仕切る凸版印刷eスポーツプロジェクトのジェネラルプロデューサー平山正俊さんは、ふたつの大会の醍醐味(だいごみ)を次のように熱弁します。

「過去に開催した親子大会では、出場を通じて家族の会話が増えた、家庭内のコミュニケーションが密になったといった声をいくつも聞いています。一緒に参加することによってプレーの端々に息子さん・娘さんの成長を実感できるはずです」

「社会人大会については、企業の誇りと各路線の名誉を賭けてバトルしていただけたら。東京は大都会ゆえに自分の所属エリアに対する帰属意識を感じる機会が少ないかもしれませんが、ぜひこの機会に“おらが村”の精神でご参加ください」

 親子大会は応募者多数の場合、都内在住者優先の抽選になるとのことです。

eゲームで養われる「人間的な成長」とは

 冒頭で触れた通り、日本におけるeスポーツ人口は世界各国と比べてまだ決して多いとは言えません。

 今後どのように競技者やファンを拡大していくビジョンを描いているのか。ゲシピの真鍋拓也社長は、

「eスポーツと言うと日本ではまだまだ新しい分野のように受け止められるかもしれませんが、コンピューターゲームを愛好する人口自体はとても多く、そういう意味での潜在的なユーザーは大勢いると捉えられます」

と指摘します。

「たとえば、小学生の頃からずっと野球に打ち込んできた、という人がいたらどんな印象を受けますか?」と真鍋社長。

 ひたむき、真面目、えらい、根性がある、といったイメージを抱く人も多いのではないでしょうか。

「eスポーツに取り組む人に対しても、同じことを感じられるようになればと思っています。eスポーツは単にゲームのスキルを磨くだけでなく、人間的な成長も多分に見込める分野なのですから」

(前列左から)ゲシピの真鍋社長、東京メトロの早川課長、凸版印刷の平山ジェネラルプロデューサー(2021年7月2日、遠藤綾乃撮影)



 人間的な成長とは、たとえば論理的な思考や、瞬発力や、さらにはプレーヤー同士でのコミュニケーション能力など。親子大会の出場者が自身の子どもに感じたという“成長”も、これらに該当するのでしょう。

「年齢も出自も所属も全く異なる、普段会うはずのない者同士がゲームを介して知り合いますから、コミュニケーション能力は本当に培われると思います。これほど幅広い属性の人たちが出会う機会はほかにあまりないのではないでしょうか」(真鍋社長)

2021年8月の参加者を大募集中!

 話を聞けば聞くほど、今後の可能性を感じさせられるeスポーツの世界。新型コロナ禍でライフスタイルが変化する今は、eスポーツを始める好機と言えるのかもしれません。

 小学生のあなた、小学生のお子さんを持つ保護者の方々、そして東京メトロ沿線にお勤めの社会人の皆さん。この夏はeスポーツを通して互いの絆を深め合ってみませんか?

※ ※ ※

●「eスポーツジム赤羽岩淵店」概要
住所:東京都北区岩淵町36-1
設備:ゲーミングPC 12台(ゲーミングチェア、ヘッドセットなど完備)
営業時間:平日15時00分~22時00分、土日祝日11時00分~23時00分
アクセス:東京メトロ南北線「赤羽岩淵」駅3番出口すぐ
公式ウェブサイト:https://esportsgym.tokyo/

●「小学生親子Duo大会in東京 FEATURING FORTNITE」
公式ウェブサイト:https://aichiesports.com/?p=562

●「社会人チャレンジャーズカップ~PUBG MOBILE東京メトロ沿線企業対抗戦~Powered by AFTER 6 LEAGUE」
公式ウェブサイト:https://a6l.jp/challengers/

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