もうなくさない? 見失った財布のありかを知らせる「薄型カード式ガジェット」とは

財布に入れておくだけで、財布を落としても、落とした場所を確認できるガジェットがありました。交通ICカードくらいの薄さなので、かさばらないといいます。


財布やスマホを探せる「救世主ガジェット」が登場

 約414万件。この件数は、東京都における、2018年の拾得物の届出件数を表しているといいます(参照元:警視庁平成30年中遺失物取扱状況)。

財布に入れておくだけで、財布を落とした場所を確認できるとしたら……(画像:DISCOVER)



 このうち「財布」の拾得物は全体の8.3%に当たる37万1221件。つまり、東京都内では1日に1000件以上、「お財布が見つからない」と届出があったことになります。

 お財布をなくした経験を持つ人は少なくありません。外ではなく、家の中で見失った……という人も多いのでは。ともすると今この瞬間も誰かが「財布が見つからない!」と落胆し、変な汗をかきながら探し回っているのかもしれません。

 そんな、悩める人たちの力になってくれそうなガジェットがありました。それは、カード式のトラッカー「FINDORBIT(ファインドビット)」。大まかに言うとこれは、落とした財布をGPSで探索できるものです。それだけでなく、スマートフォンを見失った際にも、「FINDORBIT」を通して、呼び出すことが可能といいます。

 一体どんな仕組みなのでしょうか。

財布を探し当てる仕組みとは?

「FINDORBIT」は薄さ1.28ミリで、交通ICカードくらい。財布に、カードのように入れておくことが可能です。使用するには、スマートフォン(以下スマホ)が必要。Bluetooth4.0以上、iPhone 4以降、Android 4.4以上に対応しています。

 使用するにはまず、スマホに専用アプリをインストールし、ペアリング(Bluetoothを接続するための設定)を行います。あとは「FINDORBIT」を財布に入れておくだけ。

「財布が見当たらない!」と思った時に専用アプリを操作すれば、「FINDORBIT」に仕込まれたアラームが鳴り響きます。つまり、アラーム音が鳴る場所を探り当てれば、財布のありかが判明する……という仕組みです。この機能は、財布を落とした時というよりも、ふと、財布を見失ってしまった場合などに有効でしょう。

 ……では、外出先で財布を落としてしまった場合は?

落とした場所を場所を地図で確認できる(画像:DISCOVER)



 その場合にも、どこで落としたのかを確認できるといいます。これは、落とした瞬間に、スマホと「FINDORBIT」との通信が途切れる仕組みを利用したもの。通信が途切れた場所、つまりは落とした場所を地図に表示させ、特定できるのです。

スマホ探索も可能なほか、意外な機能も

 財布だけでなく、スマホを見失うケースもあるでしょう。そんな時には、「FINDORBIT」からスマホを呼び出すのも可能とのこと。仮に、スマホがマナーモードに設定されていても、大きな呼び出し音を鳴らせるといいます。例えば、家の中などでふと、スマホをどこに置いたのかわからなくなった場合などに活躍しそうな機能です。

スマホカメラの「シャッターボタン」としても使える(画像:DISCOVER)



 また、「FINDORBIT」は、スマホカメラの「シャッターボタン」としても使えるのだとか。専用アプリ内の「カメラモード」を起動させると、遠隔でシャッターを切ることが可能になるのです。

 なお、「FINDORBIT」は1回の充電で最大3か月使用ができ、電池の残量は専用アプリから確認できる仕組みになっているそうです。

クラウドファンディングは「達成率5569%」で終了

「FINDORBIT」は、本社をオーストラリアに置く、Bluetoothトラッカーを専門に扱う会社で誕生しました。日本で販売しようと考えたのはepice(長野県長野市)。2019年1月末を期限にクラウドファンディングを行い、資金を調達しました。当初の目標金額は20万円でしたが、蓋を開けてみれば、約1114万円もの額が集まる結果に。「達成率5569%」という驚異的な数字を叩き出しています。

 2019年5月18日(土)からは、珍しいプロダクトを動画とともに紹介するショッピングサイト「DISCOVER(ディスカバー)」での販売がスタートしました。販売価格は6980円(税込)。

 今後は、スマートスピーカー「Google Home」や「Amazon Alexa(アレクサ)」への対応を考えているとのこと。つまり、「Alexa、『FINDORBIT』で財布を見つけて!」と頼んだり、「OK Google、『FINDORBIT』でスマホを鳴らして!」とお願いしたりすることが可能になるかもしれません。

 お金だけでなく、大切な個人情報も詰まっている財布。ITの力で、今まで以上にもっと強く、守り通せる未来が近づいているのでしょうか。期待したいです。


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